幼児教育者及び社会福祉事業従事者養成一筋に50年、新たな歴史に向かってこれからも!

本学が昭和40年に山形市鈴川の地に県内初の「山形幼稚園教諭養成所」を開所してから、今年で50年を迎えることとなりました。当時、幼稚園教諭養成所は全国でも数校しかなく、山形県としても最初の養成所でありました。翌年には、保母の養成にも着手し、校名を「山形保育専門学校」に変更しました。昭和50年4月に、現在地の天童市清池に移転しました。その後、昭和57年に現在の「羽陽学園短期大学」に昇格しました。時代を見据え、昭和62年に男女共学制を実施し、平成2年4月には、県内初となる介護福祉士養成の専攻科福祉専攻(1年課程)を開設しました。その間、多くの人材を輩出し、これまでの卒業・修了生は、既に8,000名を超え、県内外で大きく活躍しており、園長・主任等のリーダー的立場についている人も数多くおります。このように、これまで50年の歴史を歩んで来られたのも、県内外の高等学校、また、地域の皆様のご理解とご支援の賜物と心から感謝を申し上げます。

50年という歴史の重みと実績を礎として、新時代のニーズと地域社会のニーズを的確に応えながらこの節目を更なる飛躍の機会と捉え、質的な充実をはかり本学の使命を果たすべくその具現を目指そうと、本学では、平成25年から開学50周年記念事業を実施すべく、学内に開学50周年企画委員会を立ち上げ、準備を進めてきました。記念事業としては、1.記念式典 : 平成27年10月4日(日)、2.記念祝賀会 : 平成27年10月4日(日)、3.記念講演 : 平成27年10月24日(土)4.記念誌刊行、5.体育館改築、6.社会福祉施設建設です。記念事業について補足させていただきますと、記念講演については、聖路加国際病院特別顧問・小児総合医療センター長の細谷亮太先生を講師に迎え講演していただきます。体育館改築については、平成28年3月完成を目指して工事が始まっております。社会福祉施設建設については、既に4月1日に本学の敷地内に開所しております。正式名称は、社会福祉法人 羽陽の里「たかだま」です。施設の内容としては、1.地域密着型特別養護老人ホーム たかだま、2.小規模多機能型居宅介護事業所 たかだま、3.短期入所生活介護事業所 たかだまとなっております。社会福祉施設建設は、本学にとって、かねてよりの念願であったものです。この施設ができたことにより、本学の専攻科福祉専攻(1年課程で介護福祉士の国家資格を取得)の学生にとって、実習や就職の場として意義は言うに及ばず、短大の敷地内にあることより、短大、福祉施設、隣接する附属たかだま幼稚園、更には地域住民との四者の交流を通して、学生に新たな教育効果を生み出し、より質の高い幼児教育者及び社会福祉従事者を育成できるものと捉えています。

このように、本学はこれからも未来を見据え、地域に支えられ、愛される短大づくりを目指して行きたいと決意を新たにしているところです。

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社会福祉施設 たかだま
takinougata
小規模多機能型居宅介護 さくら