栄養のプロフェッショナルを育てる

山形県立米沢栄養大学は、平成26年4月に開学した管理栄養士を養成する大学です。
本学では、保健、医療、福祉、教育などの場で活躍できる管理栄養士になるために必要な科目の他、特色のある科目も用意しています。今回はその中から主な科目を紹介します。

「給食経営管理実習」
特定給食施設を想定しての給食実習をしています。喫食対象者に合ったエネルギー及び栄養素を考慮した献立作成だけでなく、「大量調理施設衛生管理マニュアル」に則った食中毒を予防するための衛生管理の学習、また限られた予算での食材管理の方法や人員配置を考えた作業管理等、給食経営全般における総合マネジメントの実践学習に取り組んでいます。
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「臨床栄養学」
栄養ケア・マネジメントの方法論にしたがい、疾病の重症度や栄養状態に合わせた適切な栄養管理を行うために、スクリーニング、アセスメント、実施、モニタリングの理論を学びます。さらに、栄養ケア・マネジメントの実践として、疾病ごとの献立作成、調理、栄養指導媒体の作成など、実習や演習をとおして栄養サポートチーム(NST:Nutrition Support Team)の意義やチーム医療にかかわる管理栄養士の役割と多職種連携について学んでいます。

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「山形の食と健康」・「山形の歴史と文化」
地域に根ざした大学として、また、山形県の多彩で豊かな食材や食文化を健康の維持と増進に活用できる人材を育成するため、「山形」に関する学習を行っています。本県の食・健康や歴史・文化について理解するため、「山形の食と健康」と「山形の歴史と文化」を1年次に配置しています。「山形の食と健康」においては、農業体験を取り入れ、栄養の源である食物の生産に携わる機会を設けています。

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