高大接続改革、探究型学習に関する研究大会「学びの改革334プロジェクト~探究型学習研究大会」を10月に開催。  対象は全国の教育・NPO・行政職員。メインテーマは「主体的・対話的な深い学び」

東北芸術工科大学では、2017年10月21日(土)、22日(日)の2日間にわたり、全国の教育・NPO・行政職員を対象として高大接続改革、探究型学習に関する研究大会「学びの改革334プロジェクト~探究型学習研究大会」を開催します。
現在、中学校・高等学校の教育現場では、2016年3月に文部科学省の高大接続システム改革会議が公表した「最終報告」における子どもたちが身に付けるべき3つの要素、(1)十分な知識・技能、(2)それらを基盤にして答えが一つに定まらない問題に自ら解を見いだしていく思考力・判断力・表現力等の能力、(3)これらの基になる主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度に基づく探究型授業の導入が加速しています。この中、“特定の分野に絞らず、広く社会の中から課題を発見するための指導方法”に戸惑う教育現場からの声が増えています。
本研究大会は、全国の教員・NPO・行政職員らが垣根を越えて一堂に会し、定期的にそれぞれが抱える現状と課題を共有するとともに、上記を踏まえ、「主体的・対話的で深い学び※1」における「気づき」「解決方法」のみならず、これらの新しい学びの「本質」を考える機会になると考えています。教育関係者及び一般の参加者も参加可能のイベントとなります。ご興味ある方は是非ご参加ください。

※1学習指導要領の改訂において目玉の一つとして提唱されている「学習・指導方法の在り方」。人口減少、グローバル化、技術革新などに急激に変化する社会の中で、変化の時代を乗り越え、高い志や意欲を持ちながら他者との協働により新しい価値を創造できる力の育成を実現するために、導入が求められています。

■「学びの改革334プロジェクト~探究型学習研究大会」概要
日時:平成29年10月21日(土)12:30~18:00 (19:00~情報交換会 ※会費制)
10月22日(日)10:00~11:15(12:30~デザイン選手権大会観戦)
会場:東北芸術工科大学(山形県山形市上桜田3-4-5)
定員:120名(事前申込制)
参加費:無料(情報交換会は会費制)

■本学のこれまでの取り組み
1994年から毎年、ことの本質に目をむけて高校生自らが解決方法を提案するデザインの全国大会「全国高等学校デザイン選手権大会」(通称:デザセン)を開催し、今年で24回目を向かえます。本大会は、近年取り組みが進む「主体的・対話的で深い学び」の導入に先がけ、主体的・協働的な課題発見と解決方法を学ぶ「教育的な実験の場」として開催実績を重ねてきました。2017年には山形県の中学校を対象に「中学校デザセン」も初めて開催しました。

デザセン2016優勝[文部科学大臣賞]高松工芸高等学校(香川県)

デザセン2016 決勝大会(静岡県立伊東高等学校城ヶ崎分校の発表風景)

2013年からは、創造性開発研究センターを設置し、「幼児の創造性教育」と「小中高生の自らの学び、考え、行動する力」を育む、芸術思考とデザイン思考に基づいた教育プログラム確立に取り組んでいます。
また2015年より、山形県教育委員会と連携協力に関する協定を締結し、県立中学・高校を対象に、本学の学びの特徴である「デザイン思考」「探究型学習」「地域に根ざしたフィールドワークによる実践的学び」を提供し、研究と実践の機会を創出しています。

東桜学館中学校「未来創造プロジェクト」の授業風景

■本研究大会の4つのみどころ
1、「新しい学び」が育てる“AIに代えられない人間”とは
昨今の教育改革と、改革から見える近い未来に必要とされる人材像を考察します。文部科学省が提唱する新しい学びの導入により、教育現場および子供達、ひいては社会全体がどのように変化していくのか、改革の全貌を有識者より伺います。

2、全国で実践されている「主体的・対話的な深い学び」が集結
新学習指導要領の導入に先駆け、様々な環境や方法で「主体的・対話的な深い学び」を実践している県内外の中学・高校教員による成果報告と、それらの新しい学びの可能性および展望を共有します。

3、教員・NPO・行政職員が集い、地域と教育の連携を考える場
中学・高校・大学・NPO・行政職員が垣根を越えて、各々の現状や課題を共有する機会とし、教育現場と地域の相互間による教育環境整備の必要性やあり方について考えます。

4、「全国高等学校デザイン選手権大会(デザセン)」決勝大会を観戦
本研究大会2日目では、デザセン2017決勝大会を観戦。主体的に課題を発見し、他者との協働により解決方法を生み出した高校生たちの熱いプレゼンテーションをご覧いただきます。1日目には、デザセン2016優勝・準優勝校の指導教員によるトークセッションも開催します。

■プログラムスケジュール: ※より細かな詳細は9月に公開いたします。
10月21日(土)
12:30~12:40 開会
12:40~13:40 特別講演  「AI時代における社会に求められる人材の育成~高校教育の視点から~」/白井俊 氏(文部科学省初等中等教育局教育課程課教育課程企画室 室長)
13:55~14:35 基調講演  「“主体的・対話的な深い学び”って何? 生きた学びが生み出す真の価値」/今村久美 氏(認定NPO法人カタリバ 代表理事)
14:45~15:15 連続講義① 「探究型学習の実践例~山形県立東桜学館中学校 未来創造プロジェクト~」
15:20~16:00 連続講義② 「探究型学習の実践例~デザセン2016優勝・準優勝校トークセッション」
16:30~18:00 分科会   「4つの実践事例を基にした、グループ別意見交換会」
19:00~    交流会

10月22日(日)
10:00~11:00 特別講演  「地域と学校がつくる学びのしくみ」
11:00~11:15 閉会
12:30~    デザセン2017 決勝大会観戦

10月22日(日)
10:00~11:00 特別講演 ※「地域と学校がつくる学びのしくみ」または「キャリア形成への繋がり」
11:00~11:15 閉会
12:30~    デザセン2017 決勝大会観戦

■お問い合わせ
運営事務局:東北芸術工科大学 地域連携推進課(伊藤・樋口)
〒990-9530 山形県山形市上桜田3-4-5
TEL: 023-627-2218 FAX: 023-627-3081