我らが拓く 農林業の未来 ~農林大学校生の活躍を紹介します~

農林大学校は本県農林業の担い手を養成する機関で、修学期間は2年間です。現在、7つの学科(稲作・果樹・野菜・花き・畜産・農産加工・林業)があり、学生は実習や講義を通して基礎的知識から実践的な技術まで学んでいます。
学生は、日ごろの学習の成果を様々な発表会や大会で発表していますので、その様子を紹介します。

1 農林大学校生の全国大会等での活躍
(1)東日本及び全国農業大学校等プロジェクト発表会・意見発表会
卒業論文研究は、学生が2年間の実践学習の集大成として取り組みます。これは、将来の我が家の農業経営や地域の農林業を想定して、生産技術の開発、農林業経営の発展、6次産業化の方策、環境保全等に関する課題を設定し、実験・実習や調査・研究等を実施し、取りまとめるものです。毎年12月に校内での発表会が開催され、ここで優秀な発表と認められた学生は、さらに上位の発表会に出場します。
今年度は、本校代表として「東日本農業大学校等プロジェクト発表会・意見発表会」に出場した畜産経営学科の清野奈々香さんが、「和牛の繁殖性向上を目指した緑茶粕発酵飼料の開発」というテーマで発表し、優秀な成績を収め、全国大会に進出しました。全国各地域の代表が発表する中、ここでも優秀な発表と認められ、全国第2位(農林水産省経営局長賞)に輝きました。清野さんは、産業廃棄物である緑茶粕の繁殖性向上効果に着目し、嗜好性の高い緑茶粕飼料を開発したこと、飼料の製造を通じて地域の飲料会社と畜産法人の連携を実現させたことが高く評価されました。

全国農業大学校等プロジェクト発表会・意見発表会

(2)ヤンマー学生懸賞論文・作文
ヤンマー株式会社が主催する論文・作文の審査会で、全国の4年制大学、大学院や農業大学校から多数応募があります。これまで本校は「作文の部」に毎年応募しており、さらに今年は「論文の部」にも初めて応募しました。この結果、畜産経営学科の柏倉ひかるさん、井上芽依さん、後藤香奈さんの論文「酪農ガールズコレクション イン やまがた~私達が提案する未来の山形酪農~」が優秀賞を受賞しました。3人の学生は、いずれも非農家出身でありながら、本校での出会いをきっかけに酪農ガールズを結成、「魅力ある酪農」「特徴ある牛乳・乳製品の生産」「食育・消費拡大」の3項目をキーワードに未来の山形酪農を提案したことが評価されました。
さらに、「作文の部」でも、稲作経営学科の菅野清香さんの「農業を、苦手から好きへ」が銅賞に入選しました。

ヤンマー学生懸賞論文・作文の表彰式

(3)森林・林業技術交流会
昨年度、本校に林業経営学科が設置され、今年度はここで学んだ2学年15名が卒業論文研究に取り組みました。この中の代表として林業経営学科の菅原涼子さんが、林野庁東北森林管理局主催の当技術交流会において、「最上管内におけるツキノワグマによるスギ剥皮被害の調査」を発表したところ、関心の高い分野の研究であると高い評価を受けました。

森林・林業技術交流会

(4)技能五輪全国大会
今年度、栃木県で開催された「技能五輪全国大会」の「フラワー装飾」に花き経営学科の情野絢香さんが本県代表として出場し、生け花やアレンジメント、花束、ブーケの製作技能を各県代表の選手と争いました。惜しくも上位入賞は果たせませんでしたが、全国レベルの技能に触れた貴重な体験を糧に、花き産業での今後の活躍が期待されます。

技能五輪全国大会

2 「オープンキャンパス」と「農大市場」の御案内
本校の学習の様子等を御覧いただく機会として、入校を希望する高校生や保護者の方を対象にオープンキャンパス(学校見学会)を開催しています。また、本校の学生が栽培した農産物や、農大産農産物を原料に製造した農産加工品を販売する「農大市場」も開催しておりますので、ぜひお越しください。
平成30年度の各行事の開催日は下記のとおりです。
(1)オープンキャンパス
開催日:平成30年7月7日(土)、7月28日(土)、8月18日(土)
*さらに農大祭(11月3日(土))の際もキャンパスツアーを開催し、校内を御案内します。
(2)農大市場
開催日:平成5月19日(土)、6月29日(金)、8月10日(金)、9月21日(金)、11月3日(土)
詳しくは、本校の教務・学生担当(TEL 0233-22-1527)へ問い合わせいただくか、本校ホームページ(下記URL参照)を御覧ください。
山形県立農林大学校

農大市場

オープンキャンパスでの実習体験