2月のやまがた夜話「文化財のゲンバ」(定員超過のため申込終了しました)


夜話チラシ2月「文化財のゲンバ」

2月の「やまがた夜話」

目 的: 各専門分野の講師をお招きしテーマごとにお話いただきます。
テーマ: 「文化財のゲンバ」
「現場百遍」という表現があります。警察の事件捜査の際、解決の糸口や真実への諸端はその現場にこそあり、百回通ってでも調査すべしという姿勢を表したものです。
そこで今回は、よく耳にはしても、どこかつかみどころのない「文化財」について、各分野の現場で働く方々から臨場感あふれるお話を伺い、その実態に迫ります。
それぞれのおはなしが皆さんにとって、実りある一遍目の「ゲンバ」となりますよう。

期 日: 平成30年2月1日(木)、8日(木)、15日(木)、22日(木)
時 間: 18:30~19:30
対 象: 高校生・大学生・一般の方々どなたでもご参加いただけます(定員50名)。
場 所: ゆうキャンパス・ステーション

2月 1日(木) 「中はどうなっているか・・・ X線CTで隠された仏像の姿・形を見る」
講師:加藤 和歳 氏 (九州歴史資料館 学芸調査室 保存管理班長)
X線CTという科学の眼で、仏像の中に隠されている本来の姿や形をみなさんと観察してみます。(チラシの背景写真は仏像頭部をX線CT撮影したものです)

2月 8日(木) 「クラウドファンディングから始まる仏像の修復と継承」
講師:宮本 晶朗 氏 (株式会社文化財マネージメント 代表取締役)
経済基盤の小さい過疎地域の小規模寺院やお堂の仏像に修復が必要となった場合、その解決策として注目されている手法についてお話します。

2月15日(木) 「巧みな構造体からなる日本寺院建築の優美な姿」
講師:高橋 洋二 氏 (株式会社加藤工匠 現場棟梁)
精巧で美しい図面と構造体からなる優美な建造物…。立派な建物ではなく、自然と手を合わせたくなるような穏やかな建物を私は造り続けたい。

2月22日(木) 「仏像の帰るところはどこ?流転の仏の過去・現在・未来」
講師:渡邉 真吾 氏 (有限会社東北古典彫刻修復研究所 副所長)
様々なお寺に安置される仏像ですが、なかにはその居場所を転々とするものも少なくありません。そんな仏の昔と今、そしてこれからを探ります。

【申込み・お問合わせ先】
大学コンソーシアムやまがた事務局
電話:023-628-4842 FAX:023-628-4820
メール:unicon@jm.kj.yamagata-u.ac.jp