令和６年度事業計画
大学コンソーシアムやまがたは、平成１６年の設立以来、県内の大学、短大、高専等の教育機関と山形県が共同して、各々の特色を活かし様々な分野で交流・連携事業を展開することにより、人材育成、教育研究、地域貢献、また情報発信等において、地域の高等教育機関全体と個々の機関の発展をめざし、山形の大学連携の一層の推進と地域振興に寄与することを目的とし、諸事業を展開してきた。 一方、令和４年１０月には、本コンソーシアムの全加盟機関が参加する「やまがた社会共創プラットフォーム（以下「やまぷら」）」が設立され、令和５年６月開催の総会では、「第４期 大学コンソーシアムやまがた 事業計画策定に向けて」について協議し、「やまがた社会共創プラットフォームとの関係性を整理するとともに、プラットフォームを活用し、自治体や産業界と連携した新たな事業を検討する」ことが了承された。 そこで、本コンソーシアムでは、令和６年度から令和１０年度までの５か年度を「第４期」とし、令和６年４月１日付けで「やまぷら」の高等教育機関連携部門として円滑に移行し、「やまぷら」内の産業界、金融界、自治体等とのつながりを強化することによって、県内高等教育の充実・発展はもとより、地域のウェルビーイング（幸福）と持続的発展への貢献を目指すこととした。 令和６年度は、このような組織改編を踏まえ、新たに策定した第４期事業計画に基づき、以下の事業を展開することとする。
共同教育事業
(1) 共同教育事業 県内の高等教育機関が協力して学生たちに山形の自然・歴史・文化を学ばせるとともに、地域課題の解決に貢献し得る教育プログラムを構築する。 初年度は、各機関における教育プログラムの現状とニーズを調査し、令和７年度以降に実施する教育プログラム案を構築する。 (2) 単位互換履修学生支援 包括協定書に基づいた単位互換制度を推進する。また、同制度の利用推進を図るための交通費支援制度について周知するとともに、交通費の支援を行う。 (3) 共同ＦＤ/ＳＤ研修 ①ＦＤ、ＳＤ研修会の開催及び参加 ・ＦＤ研修：加盟機関の希望を検討しての実施や各機関で開催する研修会等への参加 ・ＳＤ研修：加盟機関の希望を検討しての実施や各機関で開催する研修会等への参加 ※各機関へ公募 ② 「2024年度全国大学コンソーシアム研究交流フォーラム」への参加予定 開催日：令和６年９月７日（土）、８日（日） 会 場：京都市芸術大学、キャンパスプラザ京都 メインテーマ：地域特性を活かした大学間連携（仮題）
県内進学推進事業
(1) 「やまがた進学大交流フェスタ」の開催 県内高校生の県内高等教育機関進学率向上や県内大学生の地元定着率向上を目指す。 県内高等教育機関による合同説明会だけでなく地元で働く卒業生との交流の機会を持ち、県内高等教育機関に進学した後も、県内企業に安定的な就職が可能なことを高校生及び保護者に説明する。 (2) 大学等進学説明会 高校生の進学意識形成や進学選択を支援するとともに、コンソーシアム加盟機関への進学率アップを目指して「大学等進学説明会」を開催する。
地域貢献・活性化事業
「ゆうキャンパス･ステーション」を中心に、大学コンソーシアムやまがたの目的に適う事業を企画・実施する。 (1) 「やまぷら」初期戦略に貢献する事業 地域貢献・活性化を図るため、教職員が企画・実施する地域貢献・活性化につながる事業を行う。 具体的には、企画会議において公募し、教職員から提案された企画について、地域貢献及び活性化のための事業となっているか、実現可能性、効果等を審議した上で可否を決定し、採択された企画を支援するために助成金を交付する。 (2) 学生による地域貢献・活性化プロジェクト 本コンソーシアムの目的の一つである地域貢献・活性化を図るため、学生が企画・実施する地域貢献・活性化につながる事業を行う。 具体的には、企画会議において公募し、学生により構成されている団体から提案された企画について、地域貢献及び活性化のための事業となっているか、実現可能性、効果等を審議した上で可否を決定し、採択された企画を支援するために助成金を交付する。 (3)「やまがた夜話」 原則として９月～２月の月１回、「ゆうキャンパス・ステーション」を主会場として開講 （オンライン併用も検討する） (4) 遊学館との共同事業の開催 拠点となっている遊学館（県立図書館、生涯学習センター、男女共同参画センター等）と共同した事業を実施する。
広報事業
(1) ゆうキャンパス広報パンフレットの作成 大学コンソーシアムやまがたの事業及び加盟機関を簡潔に紹介するパンフレットを作成する。 (2) ゆうキャンパスホームページ等の充実・管理 ＨＰの内容を随時更新し、内容の充実を図る。 (3) ゆうキャンパス・ステーションの充実 ゆうキャンパス・ステーションの貸し出しを継続し、利用予約のない日については学習スペースとして高校生等に開放するとともに、構成機関の学校案内の配架による情報提供、各種イベントポスター、チラシ、地域情報の提供などの広報活動に努める。
男女共同参画推進事業
「ダイバーシティ推進ネットワーク会議」を活用して、男女共同参画及びダイバーシティ推進に関する情報共有のほか、セミナーやシンポジウムへの参加などを通して男女共同参画推進事業の連携・充実を図る。
事業計画書
事業報告書
令和５年度事業報告書（PDF）
令和４年度事業報告書(PDF)
令和３年度事業報告書(PDF)
令和２年度事業報告書(PDF)
令和元年度事業報告書(PDF)
