農林大学校は農林業の担い手を養成する機関であり、修業期間は2年間です。7つの経営学科(稲作・果樹・野菜・花き・畜産・農産加工・林業)があり、学生は講義や実習を通して、農林業の基礎的な知識から実践的な技術まで、幅広く学んでいます。100ヘクタール(東京ディズニーランドとディズニーシーとを合わせた面積)の自然豊かな広大なキャンパスで、学生はのびのびと学生生活をエンジョイしています。以下、農林大学校の講義内容や特徴についてご紹介します。
令和4年度 山形県立農林大学校学生募集ポスター
広大な農林大学校キャンパス
1 最先端のスマート農林業の学習 近年、ドローンを用いた薬剤散布や無人トラクター、アシストスーツ、ICT技術等の「スマート農林業」の技術開発が進んでいます。これらの技術により、農林業の大幅な効率化が期待されています。農林大学校では、農機具メーカーの協力を得ながら、「スマート農林業」に関する実演や実習を行っています。
ドローン散布機
ドローン操縦に関する実習
2 「乳製品加工施設」の活用 平成30年度に整備した「乳製品加工施設」を活用し、チーズやヨーグルトなどの乳製品の加工品製造について学んでいます。ストリングチーズ、モッツアレラチーズ、カマンベールチーズ等の製品は、農林大学校内にある農大市場でのアンケート調査を行いながら、商品開発を進めます。開発したストリングチーズは、毎回、あっという間に売り切れてしまう程の大好評を得ています。
乳製品加工施設におけるチーズ製造
山形農林大チーズ(ストリングチーズ)
3 「農大市場」の開催 地域の方々に農林大学校で生産・製造した農作物や農産加工品を販売する「農大市場」を年間5回行っています。今年はコロナ禍の下、新型コロナウイルス対策をしっかりと行い、4回は開催することができました。第4回の農大市場には、500名を超える方が来場され、準備した新米や野菜・果樹・花・加工品等は完売でした。 農大市場の販売の様子(笑顔で対応しました。)
4 全国42校の農大中、トップクラスの実践学習 全国プロジェクト発表大会において、平成20年度以降、本校の代表が全国1位を5回、2位を8回、3位を6回受賞しています。令和2年度は、全国2位と3位のダブル受賞を果たしました。全国でダブル受賞したのは本校のみです。校内発表会、東日本発表会、全国発表会とコマを進めるごとに発表内容がブラッシュアップされ、学生自身も大きく成長します。
東日本大会受賞者の記念撮影
5 過去10年間100%の進路決定率 学生は、「就農」、「農業法人就職」、「企業等就職」、「4年制大学への編入」の各進路コースに分かれ、進路決定に向けた学習を行います。農家出身者の親元就農はもとより、非農家出身者の農業法人や企業等への就職、4年制大学への3年次編入など、過去10年間の進路決定率は100%です。
農業法人等との就職相談会の様子
6 実践的な免許や資格の取得 大型特殊自動車(農耕用)、産業用無人ヘリコプター技能認定、毒物劇物取扱者、家畜人工授精師、高性能林業機械などの実用的な免許・資格を取得できます。
トラクターの操作実習
産業用無人ヘリコプターの操作実習
7 農林大学校ホームページからYouTube動画(ウエブオープンキャンパス)を公開 農林大学校ホームページから、本校の概要やキャンパス紹介、各学科紹介を動画で見ることができます。
山形県立農林大学校ホームページ http://ynodai.ac.jp/
本校の入試日程は以下のとおりです。なお、詳細は、山形県立農林大学校ホームページ(上記)へアクセスし、御確認下さい。御入校をお待ちしております。
◆出願期間 一般選抜(後期)/令和4年2月24日(木)から令和4年3月3日(木)(土・日を除く)
◆選考試験 一般選抜(後期)/令和4年3月14日(月)