新しい授業として「現代文化論」が設置されました~山形県立米沢女子短期大学~

 山形県立米沢女子短期大学は、多彩な4つの専門学科を持つ総合短期大学です。アットホームな雰囲気で手作りの2年間を過ごして、自分に興味のあることを学ぶことができます。
 今回の大学紹介では、国語国文学科にスポットライトを当てます。少しでも特徴的な学風を感じていただけたら、と思います。
 古典から近現代文学、国語学を学ぶ国語国文学科では、映画やアニメ、ライトノベルまでを扱う授業として「現代文化論」が新設されました。2021年度は、文学の映画化や漫画のアニメ化など特定の作品が他のメディアへと置換される「アダプテーション」という事象をキーワードに、現代文化を多角的に捉える内容となりました。具体的には、漫画『ちはやふる』(2008年〜) の映画化 (2016〜18年)や、アニメ映画『君の名は。』(2016年)、映画『シン・ゴジラ』(2016年)・『日本沈没』(1973年、2006年)、『文豪ストレイドッグス』(2013年〜) や『文豪とアルケミスト』(2016年〜) といった「文豪」を題材にした漫画・ゲームのファンによる「聖地巡礼」、東京オリンピックなど、様々な作品・現象が扱われました。よく知られた現代文化をただ見るだけではなく、歴史的な視点から「現代」という時代を相対的に捉える力を身につけることを目標に授業が展開され、約80名が受講しました。
 授業風景の写真とともに見ていきましょう。この回では、1953〜54年に公開された映画『君の名は』(大庭秀雄監督) と、2016年に公開されたアニメ映画『君の名は。』(新海誠監督) が取り上げられました。この両作は、ほぼ同じタイトルであるだけでなく、それぞれ空襲と災害という悲惨な出来事の記憶をきっかけにすれ違う男女の物語であるという共通点があります。それぞれが戦後・東日本大震災後という歴史的状況を背景に、悲惨な現実の「記憶」をどのように描いているのか読みときました。次の授業では、学生たちからの質疑やコメントを紹介する時間も取られ、より理解が深められました。

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