山形大学開学75周年記念特別企画 渡辺えり氏講演会を開催しました

10月25日(金)、山形県生涯学習センター 遊学館ホール(山形市緑町1丁目2-36)にて、山形大学開学75周年記念事業のメインイベントとして、山形市出身の劇作家・俳優 渡辺えりさんをお招きし、「山形大学開学75周年記念特別企画 渡辺えり氏講演会」を開催しました。

講演会前には、渡辺えりさん、玉手英利学長、伊藤眞知子理事・副学長(学生支援担当)の他、演劇に造詣の深い摂津隆信准教授(人文社会科学部主担当)を交えて懇談会を行いました。その後、渡辺えりさんがナスカの地上絵にかねてから興味をお持ちだったことから、ナスカ研究を行っている社会文化創造研究科1年漆原野乃さんも加わり、なぜナスカ研究に興味を持ったのか、地上絵の意味するものなど、渡辺えりさんの見解を交えながら、トークに花が咲きました。

▲講演会前の懇談会の様子①

講演会前の懇談会の様子①

講演会前の懇談会の様子②

ナスカ研究について熱心に説明を聞かれる渡辺えりさん

ナスカ研究を行っている社会文化創造研究科1年漆原野乃さん

(写真左から)

伊藤眞知子理事・副学長(学生支援担当)、玉手英利学長、漆原野乃さん(本学社会文化創造研究科1年)、渡辺えりさん、摂津隆信准教授

 

懇談後、山形大学文化ホール・小白川キャンパスグラウンドを見学いただきました。

小白川キャンパス内を見学される様子

山形大学文化ホールを見学される様子

 

会場に移動し、16時に開演。約200名にのぼる来場者を前に、玉手学長からの挨拶の後、「ふるさと山形への想い、夢見る力」と題し、渡辺えりさんのご講演が始まりました。渡辺えりさんの父親が、戦争を体験し、教育の意味を改めて考えたいと山形大学に進学されたこと、渡辺えりさんご自身も父親の話を聞き、戦争について調べるようになり、反戦・世界平和を訴えていきたいと考えていること、などについてお話しされました。

講演会―玉手英利学長の冒頭あいさつ

講演会-渡辺えり氏ご講演①

講演会-渡辺えりさんご講演②

講演会―司会フリーアナウンサー 山内 智香子 さん

 

次いで、渡辺えりさんと山形大学演劇サークル「劇団めざましどけい」のメンバーである川野ナツキさん、北濱彩乃さん、小林舞楽さんとのトークでは、山形の演劇の活性化について話題となり、今後、山形の芝居をしたい人たちで新作を作って東京へもっていきたい、さらにはオール山形ロケでの映画を撮りたいといった夢が、渡辺えりさんから語られました。

山形大学演劇サークル「劇団めざましどけい」学生メンバーとのトーク

(写真左から)山形大学演劇サークル「劇団めざましどけい」メンバー

小林舞楽さん、北濱彩乃さん、川野ナツキさん

 

さらに、渡辺えりさんと玉手学長による対談では、情報はインターネット上などにあふれており、若い大学生の世代の情報を年配の我々が得ることは容易だが、自分たちの世代が大学生に情報を伝えるのは難しいといった話題になり、直接会って伝えることの重要性について述べられました。

渡辺えりさんと玉手学長による対談の様子

 

対談終了後には、渡辺えりさんから来場者へのサイン色紙プレゼント企画もあり、渡辺えりさんによるくじ引きに会場は大いに盛り上がりました。

来場者へのサイン色紙プレゼントで抽選をする様子

 

なお、会場には、山形大学開学75周年記念パネル展も併設されました。

山形大学開学75周年記念パネル展

 

来場された方々からは、「お父様の戦争の話が強烈だった」、「渡辺えりさんの戦争の話を学生などの若い人にもっと聞いてほしい」、「お芝居を作るのに大変勉強されていてプロ意識を感じた」、「名前入りのサイン色紙をいただけて嬉しかった」、「サインいただいた渡辺えりさんの本を家族の誕生日プレゼントにします」、などといった感想・意見が寄せられました。

 

山形大学75周年特別ページ

山形大学