保健医療を支えるプロフェッショナルに

山形県立保健医療大学では「幅広い教養と豊かな人間性を備え、高度な知識と技術を持ち、専門職としての理念に基づき行動できる人材を育成する」ことを目的とし、看護師、保健師、助産師、理学療法士、作業療法士の養成を担い、これまで社会に送り出してきた卒業生は約2,000人を数え、山形県内はもちろん、東北地方や全国で保健医療の専門職や指導者として活躍しています。

◆山形県立保健医療大学の「いま」

○看護学科
国境を越えた学びを通してグローバルに活躍できる人材を育成

看護学科では、コロラド大学(米国)や台北護理健康大学(台湾)と協定を結び、国際交流を実施しています。2025年8月には台北護理健康大学と相互交流を行いました。本学学生が台湾を訪問した際には、保健医療、看護、文化を学びました。また、台北護理健康大学の学生が本学を訪れた際は、日本の医療制度や山形の文化を体験しました。交流の一環として花笠踊りを共に踊り、 互いの文化を知り、より深い絆を築く機会となりました。国境を越えた学びを通じて、グローバルに活躍できる保健医療職者を育成しています。

○理学療法学科
脊髄損傷者のリアルな日常生活を学ぶ

理学療法学科では全国脊髄損傷者連合会山形支部の協力のもと、脊髄損傷者に来学していただき、実際の日常生活を具体的に教えていただく演習を行っています。今年度は2025年5月22日に開催され、病態の異なる2名の方々と3年生19名が対話しながら理解を深めました。自動車の改造や運転方法など個々で異なることや、できるけど大変なことをより楽にするために創意工夫していることを学びました。

○作業療法学科
CSUとの国際交流プログラム、日本文化と作業療法をつなぐ1週間

2025年8月18日から22日にかけて、アメリカ・コロラド州立大学(Colorado State University: CSU)作業療法学科の教員1名および学生12名が本学を訪問しました。CSUの教員・学生による講義に加え、本学作業療法学科4年生による日本文化の紹介および体験企画を通じて、学術的かつ文化的な相互交流を深める機会となりました。
この国際交流プログラムは、2026年度も引き続き実施予定で、作業療法の国際的視点を養い、文化の多様性を体感できる貴重な一週間となります。

◆イベントの情報

○公開講座の受講者を募集しています。今年度も、対面とZoomによるハイブリッド
方式により開催します。
受講料は無料でどなたでも参加できますので、ぜひご参加ください。